リーデルのワイングラスやデキャンタができるまで
リーデルのグラス工場を訪ねて 3
リーデル本社・クフシュタイン工場のグラス製作
最初に少量の種を吹き竿の先端に取り、小さく膨らまして冷ましておく。さらに、必要量の種をその玉に絡ませ、竿を回しながら息を吹き込み、もう少し膨らませる。型に入れて回しながら息を吹き込んで、ボウルが出来上がります。
この時、型を押し当てる担当がいて、作業毎に「型」を水に入れて冷やしています。
ボウルが出来たら次はステム(足)部分。種をボウルに付けて伸ばしていきます。(この日は黒いグラス)
ステムが伸びてきたら、規定の長さの型を押し当てて長さと形を整えます。
ステムが完成したら台座用の種を乗せ、台座用の型の中で回転させ、平たく形を整えます。
吹き竿の先端から外して出来上がり。
冷却用コンベアに乗せられ、約1から2時間ほどゆっくり冷却され、常温まで下げます。
冷却用コンベアの出口で、女性スタッフがグラスにロゴの彫字を行います。
「Riedel」の文字が抜かれたサンドブラスト用の機械。この上に台座を押し当てながら足元のレバーを踏むと、砂が吹き付けられ文字を彫刻します。
「Riedel」の文字が綺麗に入っているか確認。
グラスの余計な部分をレーザーで切り取り、マシンで口部分を研摩し、水洗いします。
さらに口部分に火を当てて滑らかに仕上げます。グラスの高さが異なるため、手動で火の高さを調節します。
最後に1個ずつ検品&梱包。これで出来上がり!非常に険しい表情で検品をしてます。
次はデキャンタの製作です。