リーデルの魅力とは?
リーデルグラスとは
グラスの形状や大きさによって、ワインの印象(味)に変化があることを世界で初めて発見し、メーカーやワイン醸造家達と共にワークショップ(テイスティング)を重ねてブドウ品種毎に美味しく感じるグラスを開発しているのがリーデル社です。
リーデル社の商標は19世紀後半のアール・ヌーボーの時代から始まり、1890年から1925年迄ボヘミアにて使用されていました。
1996年リーデル社240周年を記念し、口吹きハンドメイドのすべての製品にこの商標を付し、再び紹介する事になりました。他の製品と明確に区別されたこのリーデルのマークは、オーストリアにおいて製造されたハンドメイド製品すべてに付されています。
従って、このマークをお客様が御覧になる事により、マシンメイド製品かハンドメイド製品か容易に区別できます。
リーデルのマシンメイド製品にはこのマークが刻印されてます。
ガラス作りのおけるリーデル社の名声は、創造的なエネルギーを、ガラス生産 に長期間注いできた事によります。
これは1756年ボヘミアに始まり、現在のヨーロッパに脈々と息づいていると共に、ヨーロッパの歴史の重要な場面にも登場しています。ガラス生産の炎は、リーデル家において世代から世代へと連綿と引き継がれています。 芸術家、科学者、実業家、改革者等の人々がガラス生産における芸術性また科学にそれぞれの立場から貢献しています。
第二次世界大戦後、チェコスロバキアの共産主義化によりリーデル工場は、接収、国営化されたためクラウス・ヨゼフ・リーデルはオーストリアの地において工場を再スタートさせる事となりました。
1956年、クラウス・ヨゼフ・リーデルは、父ワルターと共にチロルに工場を努力して設立しました。
クラウス・ヨゼフの経歴は、色付き・装飾のガラスから機能的な足付グラスに方針を変更した事により特筆されます。
彼の斬新かつ大胆なデザインは、数々の賞を受賞すると共に、現在では美術館に展示された製品にそのデザインを垣間見る事ができます。
クラウスその人こそ、グラスのサイズ・形状がワインの香と味に関係があるという事を発見した人物その人なのです。
1960年クラウスは〈リーデルソムリエシリーズ〉の開発に成功し、以来リーデルソムリエシリーズはワイングラスの品質基準として人々に感謝されています。
現在、リーデルソムリエシリーズは20種類以上のグラスから構成され、それぞれの種類がワイン並びにアルコール飲料の持ち味を引きだしています。
それぞれのグラスが舌の上の味を感じる部分に適切に流れ込むようにデザインされ、バランスのとれた味を楽しめるように作られています。
この輝かしい新機軸は、ワイン愛好家の為に新しい境地を開く事となりま した。
クラウスの息子ゲオルグ、前リーデル社の社長は、この考えを取り入れ異なった価格帯の製品にも適用しました。ゲオルグ・リーデルはブドウの品種とグラスの形状を科学的に絶えず研究し続けています。
これは、ガラス生産者と世界中のワイン生産者、並びに熟練したワイン愛好家達の連携プレーの賜物です。「リーデルグラスはコンピューターによりデザインされた製品ではありません。」
世界的なワインの権威であるロバート・パーカーは最近「オーストリアリーデル社製のグラスこそがワインを飲むために機能的にも、味を楽しむ為にも非常に適したグラスである」と書いております。又、ゲオルグ・リーデル自身、ワイン雑誌ワインスペクテイターに“ワインに捧げる”として記事に取り上げられ、1996年には英国の有名ワイン雑誌「デカンター」でマン・オブ・ザ・イヤーに最年少で選ばれました。
ドイツ語圏の人間で且つワイン業界以外での受賞は、彼が初めてでした。