EPISODE 15 --- シャンパンアクセサリーNo.2 (01/1/29) | ▲ TOP |
今回は神戸から帰京中の新幹線の中で書いています。 いや〜愛機jornada720のキーボードの快適なこと。このサイズのWindowsCEマシーンにしては秀逸のデキでしょう。 以前はB5サイズのLet'sNOTEをモバイルしていたのですが、このjornadaシリーズ(680、690、そして最新の720)にはまってからは、国内の出張はほとんどこれだけ、海外出張へもサブ機で大活躍!! 目覚しにもなるし、簡単なノートも取れるし、Windows98なんかとは比較できない起動時間の早さ!特に720になってMPUがStrongArmに変更されてからは突然、ゲキ遅おそになることもなく極めて快調!!です。あっ話はそれた。ごめんなさい。 |
前回のシャンパングラスに引き続いてPart2、その他のシャンパンアクセサリーです。 さてグラスの次にシャンパンのアクセサリーとしてまず思い浮かぶのは、シャンパン&スパークリングワイン用ボトル専用のストッパーでしょう。 いってみればただの「フタ」であるワインボトル用(ドイツプロパー社製のプラスティックボトルストッパーのように上部のレバー部分を倒すことにより下部のラバー部分が膨らみ内部からがっちりフタをするという「機能」商品もありますが・・・しかも安くて金属を使わないので錆びず衛生的、さすがゲルマン民族製!)と違い、しっかりがっちりボトルにフタしてしまう「機能」をもっていなければなりません。 | |
これは皆さんおわかりのようにシャンパンやスパークリングワインは発泡性であり外側からがっちりロックしてフタをしないとただ乗せただけだと、発泡のせいで持ち上がるか最悪フタが飛んでしまいます。 というわけで、外側から(ここがさきほどのドイツプロパー社のワイン用と違う)しっかりロックする方式にもおおまかに4種あります。(もっとあるかも・・・) | |
■もっともポピュラーなのは内部にバネが仕込んであり、上からかぶせて押し込み外側の羽部分をボトルの凸部分にかませてバネの力でロックするタイプ(高級でしっかりしたでも少し高いドイツモノポール社製※やバネのないイタリアFGB社製のリーズナブルなものなど) ※取扱いは終了致しました。 |
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■2番目には本体の後ろから羽部分でやはり凸部分をロックするタイプ (イタリアFGB社、プロッパー社の合成樹脂製など) | |
■3番目には、バネは内臓しておらず上からねじこんでロックするタイプ (ドイツBMF社製など)※取扱いは終了致しました。 |
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■4番目に、洗濯ばさみみたいにはさみこんで両側の羽部分を開きやはりボトル凸部分を利用してロックするタイプ(ドイツモノポール社製など)※取扱いは終了致しました。 | |
以上がおもなロック方式ですが、変わり種もあります。USエピキュリアン社のシャンパンセーバーです。(製造は台湾)これはWACでも人気のワイン酸化防止兼用ボトルストッパーワインセーバーのポンプを利用してシャンパンの気抜けを防止しようとうものです。 利用法はきわめて簡単、先述したねじ込み式ストッパーと同じようにフタをしロックしたあとにワインセーバー兼用のポンプでポンピングして空気をボトル内に送りこみシャンパン&スパークリングワインの気が抜けるのを防止します。 空気を送りこむのでワインセーバーとしての使用とちがい酸化防止にはなりませんが、私は大のシャンパン&スパークリング党、食前酒だけでなくお食事の間もシャンパンが最高!!という方やパーティの翌日気の抜けたシャンパンを飲みたくない&でも高価なシャンパンは捨てたくない!という方にはピッタリかも・・・。 ぜひお試しあれ。 | |
EPISODE 14 --- シャンパンアクセサリーNo.1 (00/12/5) | ▲ TOP |
今回からは、数回にわたりこれからのクリスマス&年末パーティシーズンにふさわしいシャンパン関連アクセサリーについてです。 まず初回は、シャンパンを楽しむのに一番重要な【シャンパングラス】でスタート! 皆さん、シャンパングラスというとどんなデザインを頭に思い描かれますか? |
大きく分けて2つのデザイン、うるさくいうと3つのデザインがシャンパングラスには、存在します。 まず、一般的に思い浮かぶのはもしかしてボウルデザインが平べったいお皿のようなクープ型ではないでしょうか? そして2番目には、細長いボウルデザインをもつ、いわゆるフルート型とかトールシャンパンと呼ばれるデザインが思い浮かぶでしょう。 まず結婚式の乾杯の場面で、ほとんどのホテルが使用するクープ型デザインのボウルをもつシャンパングラスですが、これはほんとうにシャンパンやスパークリングワインを楽しむのに適しているのか?答えは「No」です。
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さんざんこきおろしてしまいましたが、でもこのクープシャンパングラスにも活躍の場はあるのです。それは「シャンパンツリー」ほらっあのグラスをピラミッド型にドーンと豪華に積み上げるあれです。あれはこの形だからこそですもんね。 それに純粋なシャンパンにはだめでもそれほどうるさくグラスにもこだわらずにすみ、様々な飲み物のコンビネーションそして独創性、が魅力の「カクテル」に使われることで生き返る?ことが可能かな。 あっでもリーデルのソムリエシリーズには、例外として甘口の発砲デザートワイン「ミュスカ」用としてこのクープ型デザインのグラスがあることを忘れてた! (ソムリエシリーズ400/9)
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そしてシャンパングラスの王道、「フルートシャンパン」。このフルートシャンパンにも細かくいうと2種類あり一つは、ボウル側面がほとんどストレートで容量も少ないデザイン。これは比較的若くさわやかでピチピチしたスパークリングワインに最適です。 ワインを飲むための定番リーデルでいうとソムリエシリーズでは400/8か400/88(かのエリザベステーラーが愛用していることで“リズテーラー”の愛称をもつユニークなデザインのスパークリングワイングラス)ヴィノムシリーズでは、416/8がそれにあたります。
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もうひとつのフルートシャンパン。それはボウル側面がふっくらと軽く丸みを持ち、容量も先述のストレート型より大きいデザインのものです。 このデザインでは、シャンパン本来のもつアロマやブーケなどワインから発信される香りの「情報」をより明確に把握できるでしょう。 でもここでひとこと。シャンパンはグラスの約3分の一だけ注いで下さい。それ以上注ぐと「香り」を感じるための「スペース」が減ってしまいせっかくのシャンパンの「メッセージ」を聞くことができなくなりますので・・・。 ちなみにこのフルート型ですが、最初は立食形式のパーティでクープ型ではこぼれやすいのでそれを防ぐために開発された?ともいわれます。
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最後にシャンパン&スパークリングワインのトレードマーク「バブル=泡」をできるだけ継続させるために、ボウル部分とステム部分をあとでくっつけるマシーンメイドのグラスではフラット(平ら)になってしまうボトム部分にわざとキズをつけたりするのですが、高級なハンドメイドグラスでは、業界用語?で「引き足」というボウル部分から職人の技術でステム部分までまだ熱く柔らかいグラスを引き延ばしてつくるため最初からボトム部分は逆三角形になりおのずから「バブル=泡」は細くそして優雅になが〜く立ち上り続けます。
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どうですか?今度のクリスマスイブは、大好きなあの人と、とびっきりのシャンパンそして最高のフルートグラスでミレニアム(千年紀)をロマンティックに乾杯!しませんか? 素敵な夜になりますように・・・・・ |
EPISODE
13 --- 「ほんもの」と「ぱちもん」 &ワックと100円ショップ? (00/11/17) |
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今回のテーマで、ん?なぜ?こんなへんてこりんなテーマなんだと思われる諸兄もおられると思います。 ことの起こりは先日、北陸の一地方都市に出張した際、その地に転勤したての大学時代の友人と久々に再会し、地の酒ととびきりうまい地の肴をつまみに旧交を暖めていたときです。 ご多分にもれず近況報告のあとはお互いの仕事の話になりワイン好きのその友人、素人なれどそこは日本のビジネスマン、あらゆることにネットを張っており1998年でピークを記録したあと健康志向をきっかけにしたワインブームが、急激にしぼんだこと(この右向け右型の一過性の“ブーム”とやらは日本人のいいところでも、悪いところでもあると個人的には思うのですが)や日本へワインを輸入している業者が次の荷のために倉庫を空ける必要に追われて、特に地方都市において、すご〜い条件で(よくいわれる1対5や1対20、私が聞いた最悪の条件は1対100!!=1ケース12本買うと100ケースおまけについてくる!)ワインが取引されていた(いる?)ことまでどこで情報を仕入れるのか、ニヤニヤ笑いながら(いくら実戦バリバリのジャパニーズビジネスマンとはいえワインどころか酒類業界にはまるで無関係の教育関連に勤める一般人にまで業界のネガティブな裏話が知られていることが私にはひどいショックでした)話した彼、ことが我がワインアクセサリーの話題に及ぶやいわく「おまえんとこのワインラックや栓抜き=コルク抜き、ワインクーラーなんかいまやその辺の100円ショップで買えるで」とのたまうではありませんか! 一瞬、絶句した私、もちろん100円ショップに、いまやソムリエナイフまで並んでいるのは先刻ご承知です。 前ふりが長すぎたのですが、今回のテーマはこれがきっかけです。 私は何もやす〜い商品に対し負け惜しみの抗弁を述べるつもりはありません。 |
たとえば、ワインクーラーやグラスなど原材料が限りなく安く、造形が簡単に(要は金型【かながた】なり元型をつくりそこに原材料を流しこんで造形)できる製品は、簡単にいえば人件費が安いエリアで、一度に何十何百万個と大量生産したほうが単純に安くなります。 (アパレル洋服衣料関連も極めてよくにてますね。原材料亜は糸、石油で要はデザインで付加価値を付ける点で) そんな製品であれば正直、現在では、アジアでは中国製(台湾は最近、価格競争力がダウン傾向)ヨーロッパエリアでは、昔はスペイン、イタリア、今は比較的近い中近東とくにグラスはトルコ製、北米ではメキシコ製の製品に人件費の極めて高額ないわゆるドイツ、フランス、日本ら先進諸国はまずかないません。ですからもし読者の皆さんが100円ショップで好みにあうデザインのワインクーラーやグラスを見つけられたらそれは「買い」かもしれません。 ん?でもそういった商品でも、お金(たかが100円?でもとても大事なお金です)を支払うその前によく「材質」をそして「仕上がり具合」を見てくださいね。 たとえばワインクーラーなら透明度や素材、厚さ(この商品は材料をけちる=うすい=割れやすいですから)をそして取っ手があるのかないのか、もしあるならその接着面は?てな具合にです。 グラスなんかには、いまやヨーロッパや日本の某一流メーカー製のタンブラー(さすがにステムグラスはないかな?)なんかはどうどうと100円ショップにも並んでいますので、もし気に入れば充分ゲット!すべきでしょう。
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じゃ、コルク抜きは?ソムリエナイフは?と問われれば、現時点(ここがミソ)私の答えはあきらかに「No
!!」です。理由は100円だすのが「おしい」からです。 たしかに見かけは、コルク抜き、ソムリエナイフです。でもその「命」であるワーム(スクリュー部分)の焼入行程(注)が甘過ぎるために、フニャフニャですぐ曲がるか伸びてしまい数回しか使えない可能性があるからです。 ★注:焼入行程とは「素材の生鉄を硬くかつしなやかにするために数千度の超高度でまず焼入れし、そして一度水入れ、ようは冷やしてからもう一度初回より低い温度で焼入れ=焼戻し行程」することです。一度焼くだけでは硬くはなるもののしなやかさが足りず、すぐ折れてしまいます。 もちろん、将来はわかりません。世界最大人口を誇る眠れる超大国、中国の技術はおどろくべきスピードで進歩しています。 現実に、さきほどのコルク抜き類もスクリュー部分以外は、多少仕上げが荒いもののステンレス素材のボディ部分などに限れば世界一品質にうるさい国「日本」でも価格しだいでは充分通用する商品もでてきています。 あっ!ひとつ言い忘れましたが100円ショップほかディスカウントを売り物にするお店の商品には倒産引き上げ品も含まれますが、もちろんこれらのクオリティ(品質)は充分価格に見合うものがあるのは当然ですね。 “モノ”を購入するときに重要な判断要素に「ブランド」の価値というものがあります。 関西の方では、最近リーデルの「ぱちもん」=にせもの、が表れています。
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もうひとつ、リーデルの「ぱちもん」で有名なメーカーにドイツのシュピーゲラー社製があります。こちらはリーデルの最高人気ラインVINUMヴィノムシリーズのほんの少しデザイン変更しただけのやはりコピー品です。 ご丁寧にボトム部分にサンドブラストでリーデルのマークのかわりにシュピーゲラーのS【エス】マーク入りです。 でもこちらは、先述の中国製コピーと比較してもドイツ製?コピーのせいか品質の点ではなかなかのものです。そして価格は今のリーデル参考小売価格の約半分とお買い得な価格です。 (リーデルジャパン発足に伴い2000年8月にオウヴァアチュアシリーズ、ワインシリーズの参考小売価格が、いっきにそれぞれ1000円、500円ダウン! そしてすでに発表済みの1番人気ヴィノムシリーズの価格改定2000年1月で、ぱちもんシュピーゲラーとの差はだいぶ、ちぢまってしまいました。ちなみにヴィノムには12月から大幅値下げ。例をあげると人気の416/0ボルドーが参考小売価格3500円→2800円と700円ダウン! また現行のシリーズのさらなる上級ラインが誕生する予定です)
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もうひとつ、我々ワックの扱う商品でコピー品とはいわないまでも、まぎらわしく一見写真だけでは見分けがつかないのが、フランスSCIP社製「シャトーラギオール」ソムリエナイフのコピー商品です。
(シャトーラギオールは会社名ではなく、SCIP社の商品名ですのでお間違いなく) ライヨールソムリエという名前やはたまた違う名でもよく似た商品が市場にでまわっています。 価格もシャトーラギオールの定価は17000円からですが、ぱちもんは12000円前後からと若干安くなっています。 悪質なものは商標登録「シャトーラギオール」という登録商標自体を商品につけているケースもありますのでご注意ください。 あの独特の「デザイン」と「シャトーラギオール」という名前は、SCIP社製のものしか使うことができません!模倣品は、よく観察すればフック部分や全体デザインが違います。 古今東西、売れる商品にぱちもんはつきものですし、業務でお使いの方にしてみればぱちもんグラスもなにも、どうせ「割れる」消耗品なのもよくわかります。
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でも、これはあくまでも私見なのですが、グラスを例にとるとあの「機能は形=デザインに従わなければならない」の究極のグラス理論を考えた「オリジナル」の元祖はあくまでもオーストリア国「リーデル社」なのです。 であれば、大好きなワインだからこそ、それを最高の状態で味わうことができる「機能」をプレゼントしてくれるリーデルグラスという名に敬意を表し、その偉業に畏敬の念を抱きつつ「本物」同士でワインを楽しみ味わいたいのです。 多少のデザインコピーならまだしも、ほとんどまるまるコピーしたシュピーゲラー社ヴィノムコピーや中国製のオウヴァアチュアコピーでは、自称「モノ」おたく?の気持ちが許さないのです。 これから先、我々WACが、中国製を扱わない(現実にもうある)という意味で今回のバイヤーズアイを書いたつもりでないのは、賢明な読者の方ならおわかりいただけると思います。 |
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