EPISODE 18 --- ワインを運ぶ道具、包む道具?について (01/11/1)
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今回のBuyer'sEYEワインを「運ぶ」&「包む」道具についてです。
みなさんは、どんな状況でワインを“運ぶ”機会がおありでしょうか?
◆気のおけない友人宅にお呼ばれしたときのおみやげとして?
◆最近少しづつ増えているBYO(Bring Your Own=持ち込み可)のレストランへお食事に行くとき?
◆ワイン好きな仲間と思いっきりドレスアップしてゴージャスなパーティに参加するとき?
◆お仕事としてワインテイスティング会や勉強会にワイン持ち寄りで参加するとき?
◆それともワインの販売そのものを仕事にしてるワイン商として、常日頃からサンプルワインを携行するとき?
◆大好きな恋人とのクリスマスなど大切なメモリアルデイをホテルのスイートで二人っきりで楽しむために?

まっ、それぞれの状況はそれこそ千差万別でしょう。
それにこれから暮れにかけてのギフトシーズンにはますますワインを運ばなきゃいけない場面が多くなると思います。
で、そんなときどうしてワインを運んでおられるのでしょうか?
◇いきなり剥き出しのままバッグにつっこむ?
◇一応ラッピングしてバッグにしまう?
◇ラッピングはしないけれど紙袋にいれて?

まず、我々WACサイトで取り扱っているワインを運ぶ“道具”には以下の商品があります。


1.
丈夫な色とりどりの光沢紙を材料にしたワインボトル用紙袋(全8カラー)
この紙袋クリスマスシーズンになるとグリーンとレッドばかりが爆発的に毎年売れる(笑)
2. 段折のカーボン紙を材料にしたワインボトル用バッグ
  (レッド&バーガンディの2カラー)
最近取り扱いはじめたばかりの新商品です。フランス製品の箱なんかによく使われる段折素材のカーボン紙を材料にしたシンプルでお洒落なバッグ。
3. インド麻(ジュート)を材料に何回も使えるシンプルでナチュラルなボトルキャリーバッグ(1本用&2本用)(※取扱いは終了致しました。)
この商品以前はカラー着色した商品もでまわっていたのですが、雨に濡れるだけで色落ちする!
ということで現在では生成りのナチュラルカラーのみ扱っています。
じつはこれ貿易仲間の商社専務さんが見つけて来られてのですが、ハンドル部分は木製で本体は麻(ジュート)のため紙よりはるかに丈夫!それにしては安い!(まっインド製ですから)
息のナガ〜イ定番バッグ。
4. ゆかいなアニマルプリントまであるワインボトル型に型押し成型したボトルキャリーバッグ(全7種)
おとこの私から見るとなんでこんなヒョウ柄、牛柄、しまうま柄がうけるのか?よくわからんがなぜか売れる。(※一部を除き取扱いは終了致しました。)
5. これに入れりゃ-どんなワインもグランヴァンに見える?(笑)これぞ究極のワインボトルケース?超ゴージャスな革製『ワイン用旅行鞄』 Valiese a Vin ヴァリーズ・ア・ヴァン(1本用&2本用)

この豪華革製ボトルバッグ実は、私の友人でありRIEDELリーデルのシンガポール総輸入元でもある英国人Mr.Rogerロジャーが、自分のお客(シンガポール在住の華僑の人たちなど)に依頼されてデザイン、タイ国で生産し始めた商品です。
最初サンプルを見せてもらったときは、正直こんな高いバッグ需要あるんかいな?と半信半疑でしたが、ロジャーいわく「絶対売れるからぜひ日本でもやれ!」と自信満万で説得されスタートしたのですが、おかげさまで初期ロット輸入から数日で買い手も出てきており爆発的とはいわないまでも、息の長い定番品になる気配?です。
材質は、ピッグスキン、もちろん内装にはボトル保護のクッションががっちり入り大切なワインを保護、ソムリエナイフを入れるポケット付きで、縫製もまことにしっかりしたとても一生ものの『逸品』です。
ちなみにこの英国人貿易商ロジャーさん、あのバブル時代、東京お台場で一世を風靡した巨大ディスコ“ジュリアナ東京”の支配人も務めた変わった経歴をもつ、笑うとすっごく魅力的でおもしろいジョーク連発の、それはそれは、すばらしい英国紳士ですよ。それゆえリーデル本社のスタッフにも我々世界中のディストリビューターの中でもピカ一の人気者です(笑)

6. イギリス製フレクタロン保温ボトルキャリーバッグ(※取扱いは終了致しました。)
あのNASA(アメリカ宇宙開発局)が生み出した驚異の保温力を誇るファイバー素材を生地に内蔵し、実験例によると5度に冷やされたボトルを37度(真夏時の日陰)に約4時間放置してもボトル内温度上昇は約10度程度、約15度に保冷されている!!とのことです。
ワインだけでなくジュースやビールにも応用できるキャンプやアウトドアにも大活躍の英国製ボトルバッグです。ワイン保護だけでなく保冷までできる逸品です。
次にワインを“包む”道具?というかラッピングする商品としてWACでは下記のものがあります。
1. 和紙っぽいやわらかな光沢が特徴のボトル専用ラッピング素材(リボン付)
ただのラッピングペーパーで包むよりはるかに上品に見える?ボトル専用ラッピング材です。
2. ワイン用木製木箱(1本用&2本用)
木箱にいれるだけでワインの見栄えが大幅アップ?いやこれほんとうにそう見えるんですよ、少なくとも1000円くらいは高く見えます(笑)
3. ボトル用ラッピングフィルム
裸でワインを贈るよりこのフィルムで包むだけで数段高そうなワインに見える?上記の木箱と併用すれば効果倍増?のフィルム。もともとはラッピング素材なのですが、WACでは湿度過多気味のワインセラーにいれる時ラベルにカビが生えるのを防ぐ目的でもおすすめしているとってもリーズナブルな便利商品です。
4. ワイングラス2客セット入りワインボトル箱(リーデル)
あのリーデルのペアワイングラスセットの1種で中央にワインボトルを入れるスペースが最初からあるためそのリーデルグラスに適合するお好きなワインを選択していれることができる、ワイン好きな方へプレゼントするとめちゃくちゃ喜ばれるギフトセット。
グラス2客と箱でリーズナブルなオウヴァアチュアシリーズで通常定価3000円から(3種類)、売れ筋のヴィノムシリーズで通常定価5000円から(5種類)
5. マイセラー(搬送1本用のほか、保存用に6本用や12本用もあり)
発泡スチロール製の容器に保湿機能を付け加えた画期的!な商品です。
ワインの大敵である「乾燥」を防ぎ大切なワインを大事に包み込みます。

以上、季節柄もありWACで取り扱っている「運ぶ」「包む」商品をご紹介させていただきました。
どうです?ただワインを運ぶ&包むだけでもこんなにいろんな商品が存在するのを御存知でしたか?
ほとんど使い捨てに近い贈り物用から、「一生もの」の革製ボトル鞄まであるのです。
でもほんとうに大事なのは、入れ物はどうあれワインを大切に、「いたわる」人間の“心”なんですけどね!


 
  EPISODE 17 --- コルク抜きについてPart 2 (01/8/28)
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なんと数ヶ月も、このBuyer'sEYEをさぼりにさぼりまくっていました。ごめんなさい!!
で、今回のテーマを最近凝っているCigarのアクセサリーにしようか、それとも前回書き残した「一般コルク抜き」にしようか悩んだのですが、【やはり最後まで】ということで前回と引き続き「コルク抜き」について書かせていただきます。
前回は、まず一番シンプルな「T字型」「ウイング型」そして画期的な「パワー型」について書かせていただきました。
今回はその続編として「ダブルアクション型」「2枚刃型」、そしてもっともすすんでいる?と思われる「スクリュープル型」について書いていきます。


 まず「ダブルアクション」ですが、これまた中世より存在?した古い形式ですが、材質は温かみのある素朴な木で作られており(アクリル製もあり)使用方法は簡単で、まず2つのレバー(だからダブルアクションなのです)のうち上部にあるレバーを「T字型」よろしく押し回してコルクに刺していきます。
充分スクリューが入りきったところで次に、下部の大きいレバーを回していくと、あ〜ら不思議?コルクが上がってくるというしろものです。
前回書いた「パワー型」と似てるようですが、(使用感は似てる)レバーが二つ、それと素材に木が多く用いられる点が違います。
WACでは、フランス製木のナチュラルカラーとダークブラウンの2色、それとイギリス製ブラックのアクリル製を取り扱っております。
http://www.wineac.co.jp/shopping/corkscrew/double.html

 

 第2に、「2枚刃型」です。これはその名の通り、スクリューではなく、長短合わせて2枚の刃?が代わりについています。
WACでは、高品質なドイツ、モノポール社製とカジュアル&リーズナブルなイタリア、ギディニ社製を取り扱っています。
http://www.wineac.co.jp/shopping/corkscrew/jitano/index.html
この「2枚刃」まず最初にどうやって使うの?と質問されることが多々あるのですが、うまく使うとこれがなかなか便利!!
スクリューを使用しないので、まず“コルクかす”がボトル内に落ちることがありません。
それにコルクとボトルが固着して、スクリューで力まかせに抜こうとしても難しい困ったボトルにも使えます。
使用方法は、
1. まず長い方の刃先をボトル口とコルクのすきまに少し強引に刺しこみます。
2. 次に短い方の刃先を同じ用に刺しこみ、今度はまるで左右に揺らすがごとく両刃が、ある程度まで刺しこみ終わるまでやじろべえのように左右に振りながら押し込んでいくのです。
3. 最後に(ここがミソ!!)レバーを引き回しながら引き上げるのです。
この引き回しながらと、やじろべえの2つが「コツ」です。
一度使うとファンになる人も結構いる、人気のコルク抜きなのですが、使い方を知らないと“やじろべえ”を使わず強引に両刃をただ下方に押し込もうとしたあげくコルクをボトル内に落としてしまう失敗もあるようです。

 

最後にまさに“最終兵器”「スクリュープル型」です。
WACでは、元祖オリジナルの系譜を引き継ぐフランス、ルクルーゼ社製、ドイツはジーガー社製、そしてポップな色使いと安い値段で人気急上昇のギディニ社(イタリア)製を取り扱っています。
http://www.wineac.co.jp/shopping/corkscrew/scrwpull.html
これの使い方はほんとうに簡単!!ただレバーを時計方向に押し回していくだけでコルクが自然と上昇してきます。
このコルク抜きは、アメリカ合衆国の石油堀りのおっちゃんが発明したのです。
彼の死後、その特許は自らの遺志により出身大学が引き継ぐ事となったが、大学側は処置に困り、イギリスのハーレン社へ売り渡したあと、現在の高級ホーローなべのブランドメーカー「ルクルーゼ社」(フランス)が買取り、現在に至る
なかなか数奇な運命をもつコルク抜きでもあります。
前述したとおりWACでも数種類取り扱っているのですが、私のお勧めはなんといってもオリジナルルクルーゼ社製のポケットモデルです!
このポケットモデル今では、フランスのみならずヨーロッパ中のカフェやレストラン、それに数多くのエアーライン(機内)ファーストクラスでガンガン使われており、なんといってもレバー部分を引き抜きスクリュー部分に収納できる、そのコンパクト性&レバーが延長するため同心円が大きくほかのスクリュープル型よりはるかに少ない力(指1本でも?)でコルクを抜くことが可能な点が「うり」です。

 

どうです?まだまだ様々なコルク抜きが歴史上、登場しているのですが、ひとつひとつ取り上げていると、きりがありません(笑)
ソムリエナイフのときも書いたのですが、どんなコルク抜きでも使うことでその「味」がわかるのは一緒です。
でも単にワインを飲む前の儀式だったコルクを「引き抜く」行為が、こんなに味わい深く、楽しいことだと気づかせてくれる“魔力”を「コルクオープナー」たちは秘めているのです。
さあ、あなたはどれが一番のお気に入りかな?

Let's enjoy opening a wine bottle !!


 
  EPISODE 16 --- コルク抜きについて (01/4/13)
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今回は、いままでのBuyer'sEYEを読み返していて気づいたというか迂闊だったというかソムリエナイフについては、2度も触れているのにもう一つ一般用コルク抜きについてなにも書いていない!触れてもいない!ことに気づき愕然としてしまいました。
で今回のテーマは普通の?コルク抜きです。
 まず種類ですが、これは今ではアンティークアイテムになっているものを含めてしまうと多分、数十の方法に別れると思われます。

 まず読者のみなさんが思い浮かばれるのは、いわゆる「T字型コルク抜き」でしょう。
これはその昔(いまでも)、マンズワイン、メルシャン、サントリーなんかの大手国産ワインメーカーはじめ中小のワインメーカーがそれこそ“ただ”で消費者にお酒屋さんを通じ配布していたプラスティック製の安価な製品からフランスのL'esprit&le vin社製の1ヶ20000円!!もするコルクかす用毛はけ付きのゴージャスなものまであります。

 このT字型、最大のメリットはずばり「安い価格」最大の欠点は「力がいる」点でしょう。ただでいただける安価なものにはハンドル部分のプラスティック材料費をけちり中身を空洞にした1回でバリバリ壊れる安物というより粗悪品もあるので要注意です。
(これはけっこう危険です。要注意といっても注意するには異常な“軽さ”にきづくしかないんですが・・・)
それと女性が股間にボトルを挟みこんで「う〜ん」とやっている図はあんまりいただけません(笑)
つい最近までコルク抜き=T字型なんてふうに思われていたところもあり「あの面倒な儀式=コルクひっこ抜き」しなけりゃならないんでワインはいや!というわけでワインがなかなか広まらなかったという説もあり?ですかね。

次に今一番ポピュラーなコルク抜きにいわゆるウイング型があります。
これはまず、中心部分をねじ込み、両サイドの羽根=ウイング部分がねじ込むにつれまるで万歳するかのように上がっていきますのでコルクを引き上げる際にはそのウイングを両手でつかみ一気に引き下げることでコルクが抜けるというものです。
これがいまでももっともスタンダード(標準)な方式かもしれません。
イタリアのリーズナブルなGHIDINI社の製品およびドイツはモノポール社製の質実剛健だけどプライスもちょっと高めをWACでは取り扱っていますが、理由は、GHIDINIに関してはほかのイタリア製などに比べてデザインが軽快で価格の割に丈夫であることです。
モノポール社に関してはずばり「品質」が選択理由です。
このウイング式以外にWACでは両社のパワー式コルク抜きも取り扱っています。
これは、う〜ん口や文章だけで説明するのはとてもむずかしいのです。
要は、中心にスパイラル(螺旋らせん)部分がありT字型のようにねじ込んでいくのですが引き抜くときにT字型のように力まかせに上に引っ張りあげるのではなく中央についているフック部分で切り替えたあとそのままハンドルを時計回りにまわせば自然とコルクが上がってくる!という★すぐれもの★です。

このパワー式にもお国柄?がありイタリアGHIDINI社製はカラフルで(しぶいシルバーカラーのクロームもあり)リーズナブルに対してドイツ製のヘンケル社モノポール社は、材質にオールステンレスを採用、デザインもいかにもドイツゲルマン民族!てな感じで【がっちり機能むきだし、でもひたすら丈夫】てとこでしょう。
少し高いけど、でも充分おつりがくるくらい「Quality=品質」は最高ですよ。
特にモノポール社のステンレスパワーは、少しつや消しのサテン仕上げの上究極の機能美をデザインに具現化している名作でしょう。

今回はこのへんで、次回もほかのさまざまな方法のコルク抜きを紹介していく予定です。
どうせワインなんかあんまり飲まないし、コルク抜きなんてもらえるやつでいいや、な〜んて思っておられるあなた!まあ、だまされたと思って違う方法のコルク抜きを試して見てください。ワインを飲むのに「抜く」ストレスが、「楽しみ」にかわりワインをもっと飲んでみようかな?と思われること請け合いますよ(笑)ぜひ!試してみてください。

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