ワインラベル コレクション

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ワイングッズ雑学

ワインラベルレコーダー 編

読者の中には、ワインレコーダーを使われたことがある方も多いのでは(すでに長年愛用されているヘビーユーザーも)と思います。

しかしこのワインレコーダー、何年か前はまったくのレアもの、いわゆるオタク商品の典型で、ワインを趣味にされている熱烈な愛好家か、超高級レストラン&ホテルでのご使用に限られていました。(理由のひとつとして1枚100円してたことも関連していると思います)


ワインラベルのはがし方いろいろ

ひと昔前まで、ワインラベルをボトルから剥がす方法として、水にボトルごと浸けて、ふやかしてから剥がすやり方が一般的だったようです。

ところが、ここ数年のワインブームでこのラベルレコーダーいっきに花開き、販売ペースもうなぎのぼり!現在は、従来の酒屋さんや百貨店のお酒売り場のみならず本屋さん、文房具屋さんでも売られています。それに伴い価格も若干ですが下がり1枚80円弱(12枚で1000円)と現在なっています。

まえがきが長くなりましたが、このラベルレコーダー選びのポイント はズバリ「糊=のり」です。

開発当初、正直このラベルレコーダーは発売はしたものの比較的クレーム、典型的なものに「ラベルがはがれない」が多く、その対応にてんやわんやしたことがあります。
製品版のサイズにカットする前の試験版の巨大なシートを「のりの固さ」ごとに何種類もクレームのレストランに持参、その場でカットしてどの固さが最適なのか実験したこともたびたびでした。

もちろん、この「のり」特殊な浸透率のものを使い、かつ最適な固さに調合してあります。簡単にいうとこのレコーダーはワインラベルが何層もの紙の層でできていることを利用しており、のりがその表面側の何層かに浸透していくことでラベルを剥がしとるものです。

ですから、のりが固すぎると紙に浸透しきれないため、ラベルがはがれず、逆にやらかすぎると、のりがシートからはみ出しそこに汚れが付着する等のクレームになってしまいます。というわけで製造の過程では、若干ですが、夏は固め、冬は逆にやわらかめにのりを仕上げているのです。

それに、透明シートを元の台紙に張り戻す必要があるため、台紙のカラーも重要です。

以前はWAC取り扱いの台紙もうすいブルーだったのですが、それではワインラベルのカラーでもっとも多い白色のラベルが薄く剥がれた場合、どうしても台紙の色が表面に透けてしまいます。というわけで、WACでは、現在うすいパールホワイトカラーのWINEXラベルレコーダーを採用しています。

これだと、たとえ白色ラベルが運悪くうすく剥がれて、台紙に戻しても他色ほど 目立ちません。それにWINEX社製は、張り戻す際の「マチ」がとってあり、台紙よりのりのついたシートがわずかに小さいのでぴったり張り戻すのによけいな神経を使わずにすみます。

その上、レコーダー専用サイズのバインダ-もあり、ラベルレコーダー自体にバインダー用穴が最初から開いているのも「みそ」です。

余談でですが、WACのホームページをみて海外からの質問や問い合わせがもっとも多いのは、このラベルレコーダーなのです。いままでにフランスをはじめ、US、香港、台湾、シンガポール、韓国、ドイツ、イギリスから輸出できないか?とのありがたい?お問い合わせがありました。

また商品評価が書き込める大手ショッピングモールでは、他社製品と比べ剥がしやすと高評価をいただいております。

なんか今回は、宣伝っぽくなってしまってすみません。
でもまだラベルレコーダーを使ったことのない方はぜひ一度試されることをお勧めします。まるで「魔法」みたいにきれいに剥がれますよ!




著者:ワイングッズの買付けを約30年間、世界各国で行っているWAC社長



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