中村店長の「Ambiente」訪問記

「フランクフルト・メッセ・アンビエンテ」はテーブルウェア、キッチンウェア、ハウスウェア、インテリア用品、ギフト用品、時計などなど参加国数92カ国、出品者数4,805社、展示面積はなんと!322,000平方メートルの世界最大の見本市です。

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2月23日(土)アンビエンテ4日目
  今日は疲れがピークに達したことと、市内観光をしていない事で、朝から街に繰り出した。
フランクフルト中央駅から市内中心街まで徒歩で移動したのだが、エロチックな怪しいお店(夜の新宿・歌舞伎町で呼び込みしているところ)が軒を連ねていて、朝10時とは思えない風景だった。
市内中心地はお土産屋やデパートが並び、人出もある。
日本人が必ず立ち寄ると言われている三越に寄って、フランクフルトに来たらやっぱりゲーテ博物館に行かなくては!との社長の一言で、思いっきり観光を楽しんだ。
家族や友人、会社スタッフのお土産を買い込み、その後メッセ会場に出向く。
最初に、昨日訪れたJEMARを訪問し、新商品の写真を撮らせてもらっている最中に、また写真撮影禁止!とうるさい警備員が表れた。
JEMARL(出展者)の担当者と警備員とで、しばらくの間言い争いをしてる内に、写真を撮り終えブースを後にした。
同じ階に「LAGUIOLE」と書かれたシガーカッターを発見し、早速カタログをもらってSCIP社ブースを訪れ、この商品の存在を尋ねると「中国製の粗悪品だよ!」と教えてくれた。
話しを聞くと「LAGUIOLE(フランスの村の名前)」の商号ライセンスを登録したフランス人(奥さんは日本人)がいるとの事で、もちろん「LAGUIOLE」の名前を使用したいフランス人や企業が不服として訴えていたが、何故かしら悪が勝訴してしまったそうだ。
そのためソムリエナイフやナイフ類以外の限られた商品カテゴリーに関して「LAGUIOLE」製品を販売する際は、そのフランス人にライセンス使用料を支払わなければならなくなったとの事です。
逆にライセンス使用料を支払えば、世界のどこで製造をしようと、質が悪くても「LAGUIOLE」の名前が付けられることに、非常に不道理を感じるばかりでした。
今後、中国製の「LAGUIOLE」が出回る事が予想されるので、気を付けて下さいね。
※「Chateau LAGUIOLE」はSCIP固有の商標ですので、フランス・ティエール産です。
その後、食事の約束をしたショット・ツヴィーゼルヘ行き、メッセから離れた場所にあるイタリアンレストランに、部長(トーマス氏)の車で連れていってもらう事になった。
車はアウディー、音声と矢印だけの簡単なカーナビに従って市内を抜け、店長初体験のアウトバーンに入り、走ること30分ほどで目的地へ到着した。
ショット・ツヴィーゼルの社員3名、中国人3名、そして社長と店長の2人と不思議な取り合わせで、部長(ディズニー映画「トイストーリー」主演のウッディー似)の熱い会話を永遠と聞きながら、楽しくも非常に疲れた1日でした。
帰りはタクシーでホテルまで帰ったのだが、一般道で15分走ったら着いてしまった...
何故アウトバーンに入って30分も走ったのか、部長は何処をどう走ったのか不思議である。
ホテルには夜11時に着いた・・・今日はいままでと違う疲れかたで、就寝することにしまーす。

2月24日(日)アンビエンテ5日目(最終日)
 

今日はメッセ最終日、まだ見てない1・2・4・10号館を見て、最後にお世話になったメーカー担当者に挨拶をする予定だ。
朝の天気は快晴、最低気温−5度、最高気温5度と普通。
あいかわず朝の7時からホテル裏の工事現場が始まり、ゆっくり休む事が出来ない。
いつものように10時に会場入りし、早速1号館から見始めた。
ワインとは無縁のブースが多いのだが、その中にも良い商品が発掘出来るかもしてない期待から、全ての通路を目を光らせながら早歩きで見て廻る。
今回は残念ながら見付けることは出来なったが、大体1つの館で2〜4キロメートルほど歩くので、1・2・4号館だけで6キロは歩いている。
続いて床面積が一番大きい、高級テーブルウェアがある10号館に移動。すでに足は棒状態だ。
今度は面白い商品を見逃さないよう、ゆっくりとしたペースで、1階から廻り始めた。
3階にはヨーロッパ最大級のARC International(アルク・インターナショナル)などがあり、その中でOrrefors(オレフォス)というメーカーのグラスが目を引いた。全てのグラスの飲み口が細くつぼまった形状をしているコスタヴォーダや、ボウル底に凸凹のデザインを施したグラスは非常に面白い。
日本ではRoyal Copenhagen Japan(ロイヤル・コンハーゲン)が総輸入元だとのこと。取り扱い可能かを問い合わせる予定だ。
4階ではInn Crystal Glass GmbH(通称インクリ)で、グラスのステムとボウルの付け根にブドウの装飾を施したかわいらしくも、良い形をしたグラスを発見。早速カタログをもらい帰国後、日本輸入元で取り扱い可能かを問い合わせる予定。
その後リーデルに立ち寄ったのだが、お昼時ともあってブース内はほとんど人が居ない状態だったので、5階に移動する事にした。
企業的に大きく景気の良いメーカーが集まる5階では、ドイツの有名テーブルウェアメーカー「WMF」があり、金属質の「これぞドイツデザイン」といった感じのソムリエナイフやフォイルカッターを見つけた。またグラスに関してもクオリティーは良かったので、日本輸入元を尋ねると、新潟のカイ・コーポレーションというところだった。WMFは日本で取り扱いをしている店舗を見たことが無いので、帰国後問い合わせをしてみるつもりだ。
その他、この階にはNachtmann(ナハトマン)、Spigelau(シュピーゲラウ)、Baccarat(バカラ)などがあり、ショット・ツヴィーゼルもこの階なのだ。
最後に昨日お世話になったショットの部長トーマス氏と、アーヴェ氏に挨拶をして9号館に移動。
SCIPやCCMのブースを廻り、挨拶をして帰った。
世界最大規模のテーブルウェアショーだけあって、毎日10キロは歩かないと、全てを見る事が出来ないほどのスケールには驚かされた。
毎年訪れる社長の大変さを思い知らされるフランクフルト・メッセ・アンビエンテ2004だった。

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