中村店長の「Ambiente」訪問記

「フランクフルト・メッセ・アンビエンテ」はテーブルウェア、キッチンウェア、ハウスウェア、インテリア用品、ギフト用品、時計などなど参加国数92カ国、出品者数4,805社、展示面積はなんと!322,000平方メートルの世界最大の見本市です。

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2月21日(土)アンビエンテ2日目
 
朝7時起床。今日の天気は曇り、最高気温は8度と暖かい。
ホテル裏の工事現場土曜日ともあって、まだ始まっていない。(助かった...)
いつものように10時に会場入りし、早速バスに乗り込み9号館へ直行する。
着くや否や昨日見て廻れなかった9号館の1階と4階を駆け足で廻り、続いて8号館を探索。
そこでゴムパッキンのフタ付きポアラーを発見し、日本の輸入元を紹介される。
続いて、WACでも取り扱いのあるHOOPポアラーのブースで新商品を発見、輸入元に取り扱いしてもらうようカタログを貰う。8号館での収穫は、コルク生地のボトルバッグと筒状のボトル入れ、輸入ロットによっては取り扱いを検討。
その後ドロップストップのケント氏とアポがあったので9号館3階に戻り、久し振りの再開を喜ぶ。そこでドロップストップのフルカラー印刷が250ロットで出来ること、2年前に開発中だった洋服やカーペットに付いたワインの汚れ落としポンプを紹介され、取り扱いを決意した。

▲ドロップストップのケント氏

続いて、エスプリ・エ・ル・ヴァンのやりて営業マンとアポがあったので直行。
新商品のデキャンタは台付きで底が丸い変わった形をしているが、ヴィンテージワインは立てたまま、若いワインは寝かすことで表面積が拡大、白ワインはクーラーに入れて冷やしながらサーヴ出来る面白いもの。
その他、香りを際立たせるブランデーグラスや、口の細長いデキャンタなど、ワインが楽しくなるアイテムが増えていた。
WACでも取り扱いをする予定なので、乞うご期待!

ヴィンテージワインは垂直に、若いワインは画像のように寝かせて、白ワインはデキャンタ本体をクーラーに入れて冷やしながらサーヴ可能。

午前中でここまで廻ると、さすがに疲れるが、直ぐさま昨日に続いてSCIP社で昼食のアポがあるので、休んではいられない。
SCIPのブースに付くと、またもやフォアグラや生ハム、サラミとワインのお持て成しを受ける。
実は店長、フォワグラは苦手だったのだが、毎日食べるとおいしく感じてくる。
ワインは1986年のソーテルヌ、円やかで甘みのあるコッテリとした味わいでメチャおいしかった。
日本では考えられないが、お客さんが通るブース内で平気でワインと食事を楽しむとは、さすがワイン文化・フランスならではのことと関心した。

▲スキップのブース
店長お気に入りのワンショット。
ワインの奥にシャトーラギオールのポスターを入れてみました。

すっかり酔っ払った2人は、酒の臭いをプンプンさせながらスクリュープルメーカー・「ルクルーゼ」のブースで、日本人社員から新商品の説明を受ける。
ポケットモデルをデザインし直し、未来形にしたような格好で、色も6色程度あって格好良かった。
WACで 取り扱い予定。

酔いもさめ、テーブルウエアでも高級品が揃う10号館に直行。
最初に訪れたのはリーデル。入り口には一押しのリーデル11代目・マキシミリアンデザイン「リーデル・オー」が大々的に飾られていた。
日本代表のアンギャル氏に、ブース内の新商品を案内してもらい、クリスタル製品新作のエスプレッソグラスに、タバコ用灰皿など面白い商品を紹介してもらった。

リーデルのブース。

さすがファミリーカンパニーだけあって、ブース壁(画像左側)には10代目社長ゲオルグ・リーデル氏の息子マキシミリアン氏のポスター、その裏は娘のポスターが貼られている。

その上の階(実は上の階になるほど企業的には大きい)の、ショット・ツヴィーゼルのブースに行くと、リーデルの4倍は有ろうかと思うほど大きく、入り口にはバーテンダーが格好良くボトルを放り投げてはグラスに注いでいた。
この日は日本代表のヴァレリーさんが居なかったので、明日会う約束をしてから帰った。
ちなみに、この10号館にはエルメスやウエッジウッドなども軒を連ね、さながらブランド街といった感じだった。
ホテルに帰宅後、日本から単身で来たシャトーラギオール総輸入元の文祥堂・海外輸入担当の小林さんと、取引先の商社でドイツ支社担当の川崎さんと一緒に、フランクフルト旧市街の観光スポット「ザクセンハウゼン」に繰り出し、名物料理のソーセージやトン足の煮込み・アイスバインとビール&リンゴ酒を味わった。
ドイツ3日目にして初めての観光だったので、メチャ楽しい夜を向かえたのであった。


2月22日(日)アンビエンテ3日目
 

朝6時半に目が覚めてしまい、日本から持ち込んだ電気ポットでお湯を沸かし、コーヒーをがぶ飲みする。
10時に会場で仕入れ先の川崎さんと打ち合い、一緒に8号館のギディーニを訪問した。
大柄な女性のブガッティーさんからスピードコルク抜きと一体型ワンセーバーの新商品の説明とパンフレットを貰い、帰国後取り扱いを検討する事となった。

▲ ギディーニのブース

新商品の「VIGNETO(ヴィニェート)シリーズ」が並ぶ

続いてギフト関連が集まっている6号館、そこでグラスの縁にクリップで止めるグラスマーカーを発見。台湾製のお洒落な商品だった。
続いてタイのグラスメーカーを見付けたのだが、グラスに張られているシールのロゴに見覚えが・・・よくよく考えてみると100円ショップで有名なダイソーで販売しているグラスだった。
メーカーに話を聞くと、ダイソーは小さなグラスしか取り扱っていなく、大きなボルドーやブルゴーニュグラスは日本でどこも取り扱いをしていないそうだ。
大きいグラスは100円とは言えないものの、200〜250円程度で販売可能だが、輸入ロット数が膨大なため取り扱いは難しい。
次にダルビーの居る5号館、ここで最悪な事件になるとは・・・
実は店長、片手にデジカメを持って歩いていたために、警備員から事務所で写真の内容を確認させろと言われてしまったのだ。
許可を得て撮影したと言っても信じてくれない、とんでもなく頑固な警備員で時間をロスしてしまった。
汗だくになりながら9号館に走って行き、初日に話が出来なかったCCMで新しいソムリエナイフを紹介してもらった。
一つはコンパス型ソムリエナイフ、サイズが少し大きいためソムリエ用には向かないが、なかなか格好いい形をしている。もう一つはコルクを抜く時にフックが動いて引き上げ率を向上させるソムリエナイフ。
これもよく考えられていて、取り扱い候補の1つとなった。
午前中でここまで廻るとさすがにおなかが空いたので、メッセ名物?ハーフチキンの丸焼きを食べた。これがスパイスが効いててメチャおいしい。
満腹になったところでシガーのヒュミドールや革ケースの取り扱いがあるJEMAR(3号館)の社長に挨拶しに行くと、ヒュミドール&シガーカッター付き灰皿、ライターのセットが5種類登場していたので、プライスリストを貰う。
その後、高級テーブルウエアが出展している10号館に行き、ショット・ツヴィーゼルを訪問。リーデルの4倍ほど大きいブースで、日本代表のヴァレリーさんと打ち合い、アジア担当のアーヴェ氏と部長のトーマス氏を交え2時間半程度打ち合わせ。

▲ショット・ツヴィーゼルのブース
訪れた時間が遅かったために人が少ないが、昼間は大入り満員の人出で賑わっている。

英語がほとんど話せない店長は、社長に通訳をしてもらいながら、何とか理解した程度。毎年、こんなスケジュールをこなす社長はスーパータフと実感する1日だった。
翌日に食事をする約束をしてホテルに帰る。帰りがけにフランクフルト中央駅内のマクドナルドでハンバーガーを購入し、ホテル室内で食べてから就寝したのである。
足の疲労はかなりのもの...あと2日間頑張るぞ!

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