【ワインの説明】
クロ・レオ 赤 Clos Leo Cotes de Castillon 2010年
新進気鋭の日本人篠原麗雄氏がボルドーで造る、大変に貴重な、まさに幻のレア・ワイン。
ボルドー最高峰ヴァランドローのテュヌヴァン氏とオーゾンヌのヴォーティエ氏に直接ワイン造りを学び、サンテミリオンと地続きのカスティヨンで新しくシャトーを興しました。
ロマネ・コンティの半分の面積、僅か0.8haの畑から、徹底的に収量を落とし、残されたブドウに与えられる最高度の凝縮したエキス分がワインに与えられます。採算が全く無視された贅沢なワインです。収穫前は、テュヌヴァン氏が毎日畑を訪れ、葡萄の実を一緒に食べて収穫日を決定したとのことです。
一粒ずつ手で除梗して完熟した実だけを仕込む、最上の健全果実だけが選ばれる最も理想的な仕込み法ですが、あまりに手がかかりすぎるためにほとんど実現不可能な方法。
すこぶる上品な、深みのある香りを持ち、スタイリッシュで上品で深みのある構成力を持っていますデキャンタをして、充分空気に触れさせると、より柔らかく香りが開いてきます。
ファースト・リリースの2002年は、ブルゴーニュのグランクリュの半分程まで収量を落として(11hl/ha)、 僅かに4樽のみが仕込まれました。
テュヌヴァン氏に「減らしすぎ!」と注意を受けるほど。最近は25hl/haと現実的な超低収量に落ち着いています。それでも、2008年は、厳選に厳選を重ね、僅か1300本しか造られていない、幻の雫です。
個人の日本人としては、ボルドーで初めての独立シャトーで、きわめて本格的なワイン。ヴァランドローのオーナー、テュヌヴァン氏とオーゾンヌのオーナー、ヴォーチエ氏から現在も常に指導を受けています。
2008年は、麗雄氏が「今までのビンテージの中で最も満足できる」と樽熟成中から語っていた素晴らしい出来。全てが調和よく整っています。豊かさと大変にクリーンな果実香と、とても上品な樽香が見事に薫ってきます。
2009年は、ボルドーをはじめ完璧な天候に恵まれた秀逸ビンテージ。アルコール度も15%と高くなり、新世界のような凝縮感の高まりが魅力的。ぜひ味わってください。 初リリース以来、毎年当店が直輸入で入手しています。
メルロー80%、カベルネ・フラン20%
ワイン供給元、画像提供:プティットメゾン サイバーワインショップ 内池様